タイ政府は、ピークを迎えているドリアンの輸出を円滑に進めるため、中国当局との連携を強化しています。

タイ政府は、ピークを迎えているドリアンの輸出を円滑に進めるため、中国当局との連携を強化しています。

タイ農業協同組合省のナルモン・ピニョシンワット大臣は、「中国市場への出荷に向けて、輸出体制の準備は順調に進んでいる」と述べました。

タイは現在、中国税関総局（ジーエーシーシー）と協力し、「検査室の追加登録や再認定」「輸出支援の人員配置」「通関の迅速化や二十四時間体制の検疫対応」といった実務面での支援を強化しています。

中国側も協力姿勢を示しており、特別体制での対応を整備中です。
分類や検査をよりスムーズに進めることで、タイの新鮮なドリアンがスケジュール通りに届くよう、両国が連携しています。

輸出前に必要な「ベーシックイエロー二（ビーワイツー）」の成分検査については、現在タイ国内十の検査施設のうち九か所が稼働中ですが、ナルモン大臣は「この体制で十分に対応できる」と自信を見せています。

さらに、チャチュンサオ県の検査施設については、現在中国の再認定を待っており、再開されればさらに輸出体制が強化される見込みです。

今年のドリアン輸出は、タイと中国の緊密な協力のもと、これまで以上にスムーズに進むと期待されています。