二〇二五年五月十三日から二十一日までフランス・カンヌで開催される「カンヌ国際映画祭二〇二五」において、タイ・パビリオンの一環として「マルシェ・デュ・フィルム」に参加するため、映画・テレビ・関連サービス産業の起業家十二名が現地を訪れます。
この参加は、国際的なパートナーとのネットワーキングや貿易交渉を通じて、ビジネスチャンスを広げるとともに、タイ産業のイメージや準備状況、可能性を海外市場に向けて発信する絶好の機会となります。
タイ国商務省国際貿易振興局(DITP)のスナンタ局長によりますと、今年の参加は特に注目に値し、多くの関連機関が連携して、ビジネス、文化、政策など多方面にわたる活動を展開しているとのことです。中でも、カンヌ国際映画祭と並行して毎年開催されている世界最大級かつ最も影響力のある映画市場である「マルシェ・ドゥ・フィルム」での取り組みは、大きな意義を持つと強調しています。
タイにとって今回の出展は、起業家が自らの作品を発信し、海外市場へ直接進出するための戦略的なプラットフォームです。
また、映画・テレビドラマ・関連サービス産業が国際舞台で存在感を高め、タイの可能性を世界に広くアピールする貴重な機会でもあります。
既存の顧客基盤を維持しつつ、海外での販路拡大を図ることで、タイのソフトパワーを世界に発信する取り組みとしても期待されています。