五月十二日から十七日まで、文化省、観光・スポーツ省、商工省、そしてタイ・クリエイティブ・コンテンツ・エージェンシー(THACCA)は、フランスで開催された第七十八回カンヌ国際映画祭に参加し、映画と映像コンテンツの海外宣伝と配給活動を展開しました。

五月十二日から十七日まで、文化省、観光・スポーツ省、商工省、そしてタイ・クリエイティブ・コンテンツ・エージェンシー(THACCA)は、フランスで開催された第七十八回カンヌ国際映画祭に参加し、映画と映像コンテンツの海外宣伝と配給活動を展開しました。

今回は、公的機関と民間セクターが連携する「Content Thailand」というブランド名のもと、十二名のタイ人起業家が映画市場「マルシェ・デュ・フィルム」に派遣され、多くの国からのバイヤーや投資家と著作権販売交渉を行いました。これにより、タイ映画産業の国際進出とビジネスチャンスの拡大が期待されています。

スダーワン・ワンスパキットコーソンタイ文化大臣は、文化省の重点活動として、カンヌ国際映画祭の「インターナショナル・ヴィレッジ」にタイの公式ブースを設置。タイの映画・ビデオ産業が国際レベルでの制作拠点として、十分な潜在力と準備が整っていることをアピールしました。

また、グローバルな視点から協力関係を強化し、自信に満ちた現代の“タイらしさ”を表現することで、タイ独自の文化的アイデンティティを「ソフトパワー」として発信することにも重点が置かれました。

「ディレクターズ・トーク」と題したセッションでは、「スクリーンにおけるタイの物語の未来」というテーマのもと、タイ映画の可能性について語られました。さらに、「タイ・ナイト」では、各国からの来場者に向けて、タイ料理の魅力を紹介。バミーコラート、チキンサテ、ソムタム、マンゴースティッキーライスなど、タイの生活文化や味覚を象徴する料理が振る舞われました。

タイ政府は、映画をはじめとしたクリエイティブ産業を「ソフトパワー」として活用し、国際的な魅力と経済価値の向上を図る政策を掲げています。今回のカンヌ映画祭への参加は、タイが東南アジアにおける映画・メディア制作の中心地となる可能性を世界に示す重要な機会となりました。

 

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