タイ王国とドイツ連邦共和国は、163年にわたる友好関係のもと、経済・安全保障をはじめとする多岐にわたる分野で協力関係を深めており、ドイツは現在、EU域内におけるタイ最大の貿易相手国となっています。

タイ王国とドイツ連邦共和国は、163年にわたる友好関係のもと、経済・安全保障をはじめとする多岐にわたる分野で協力関係を深めており、ドイツは現在、EU域内におけるタイ最大の貿易相手国となっています。

ドイツ国内で開催された大規模フォーラムの場で、両国は安全保障に関する意見交換を行い、戦略的パートナーシップの強化に向けた二国間協議が行われました。

プームタム・ウェーチャヤチャイ 副首相兼国防相は、ドイツのボリス・ピストリウス国防相と会談を行い、ドイツが二〇二五年中に第六回国連平和維持大臣会合(ユーエヌピーケーエム二〇二五)を主催することに敬意を表しました。あわせて、フリードリッヒ・メルツ氏率いる新政権の発足に祝意を示すとともに、防衛政策の一貫性を重視し、ピストリウス国防相が引き続き職に留まることを歓迎しました。

同会合に向けて、タイは国連による平和維持活動への取り組みを重視し、国際基準に準拠した態勢の構築に向け、タイ軍の能力強化を進めていく方針を表明しました。とりわけ、平和維持要員の訓練と能力開発において、ドイツとの協力関係の構築を希望していると述べました。

両国間の軍事協力は、相互訪問や情報共有などを通じて継続的に進展しており、具体的な課題や軍事装備の調達に関する協議も今後の焦点となっています。

またタイは、軍事科学分野におけるタイ人要員のドイツへの留学支援に対し、謝意を表しました。この支援は、将来の軍幹部育成および専門知識の向上において重要な役割を果たしていると評価されています。

今後、タイはサイバー技術や人工知能を含む先端技術分野での協力を模索し、特に陸軍の近代化および戦略的能力開発において、ドイツとの協力関係を強化していく方針です。

 

 

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