タイの標準時

タイの標準時

タイの標準時

     各国の地方標準時(Standard Time)は、19世紀から太陽の位置による時間測定の混乱を解消するために設けらた。地方標準時の設定は、鉄道が開通するとますます重要になった。1840年に鉄道が導入されたタイでは、地方標準時の使用が始まった。世界的に広がる地方標準時の考え方は、カナダの鉄道プランナーであるサンフォード・フレミングによって最初に提唱されたもので、その後、グリニッジ標準時を採用した英国で最初に採用された。

     国際初子午線会議(International Prime Meridian Conference)は、1884年11月1日にワシントンD.C.で開催され、各国の地方標準時が協定世界時(Universal Time Co-ordinated、UTC)に基づいて設定されたことで、地球上での統一された時間の使用が広がった。会議に参加した25か国は、地球を24の等しい時間帯に分け、各時間帯は東西どちらの方向でも15度ずつで、隣接する時間帯と0度のグリニッジを通る線との間は1時間の時差がある。。国際日付変更線は、180度にある。

     各国は、この考え方を受け入れ、地球を2つの部分に分ける子午線を基準として、地方標準時が協定世界時よりも速いか遅いかを決定した。ただし、地方標準時の設定や変更は、各国の状況に応じて行われ、地方標準時の設定権限は各国にある。

     タイの場合、Hydrographic Departmentがタイの標準時を管理しており、年ごとに国際的な機関である国際計量局(BIPM)と協力して重さと測定を調整している。

     国王ラーマ6世は、タイの標準時を定める王室布告を発表し、1919年3月21日に公式に発行された官報第36号で発表され、1920年4月1日から施行され、タイの標準時が英国グリニッジ標準時より7時間進んでいることが決定された。

     現在、タイの標準時はUTC+7で、世界標準時よりも速く進んでいる。

 

参考 Thai Meteorological Department 4353 Sukhumvit Road, Bangna , Bangna , Bangkok  
電話番号:+66 2399 4012

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