保健省は、タイハーブによる、経済活性化を目指しています。

保健省は、タイハーブによる、経済活性化を目指しています。政府は、タイのハーブを積極的に推進するという、明確な目標を掲げており、これを国の経済発展を支える重要なメカニズムの一つと、位置付けています。保健省も、この方針を全面的に支持しています。

最近開催された、国家ハーブ政策委員会の会議では、フィンガールート、黒生姜、クラトムの三種類のハーブを重点的に、二千二十五年から、二千二十七年にかけての、ハーブ、オブ、ザ、イヤー推進計画の実施が、承認されました。計画の一年目となる現在、計画の迅速な実施が、進められています。ソムサック保健大臣によりますと、タイハーブの使用を推進するこの計画は、医療サービス分野で、タイハーブに対する信頼を高め、フィンガールートの年間使用量を、十五億四千三百万バーツまで、拡大することです。現在、フィンガールートの、年間使用量は、三億四千三百万バーツあまりで、年々増加しており、将来、市場規模は、三十四億三千三百万バーツまで、拡大すると予測されています。また、黒生姜の利用拡大も進められており、その年間使用量は、三億五百万バーツで、市場規模は、六十一億四百万バーツに達する見込みです。クラトムについては、特に医療目的での利用と、海外輸出が、推進されています。これら三つのハーブ製品の発展においては、病気にかかっていない安全な品種、健全株の開発が、重視されており、農家には、適正農業規範、ジーエーピーに基づく、高品質な栽培を指導し、市場の需要に応じた、供給量の確保が、進められています。特に、輸出市場をターゲットに、各ハーブの特性や、効能に関する啓蒙活動、製品の研究開発、規格認証の推進にも力を入れています。さらに、七月二日から、六日にかけ、ノンタブリー県ムアントンタニの、インパクト展示会議センターで、第二十二回、タイハーブ博覧会二千二十五が、保健省タイ伝統代替医療局の主催で、開催されます。この博覧会では、タイの伝統な知識と、ハーブの可能性を国内外に広く発信し、タイのソフトパワーをアピールするもので、草の根経済の成長と、新たな公衆衛生の形を通じた、経済発展を目指していきます。