タイ映画『ピー・ダイ・ディー・カー(英題:ア・ユースフル・ゴースト)』が、第七十八回カンヌ国際映画祭で「アミパリス大賞」を受賞し、タイ映画産業が世界で注目を集めました。

タイ映画『ピー・ダイ・ディー・カー(英題:ア・ユースフル・ゴースト)』が、第七十八回カンヌ国際映画祭で「アミパリス大賞」を受賞し、タイ映画産業が世界で注目を集めました。

この作品は、ラチャプーム・ブンバンチャーチョーク監督の初長編映画で、五月十三日から二十四日までフランスで開催されたカンヌ国際映画祭の「批評家週間部門」に選出されました。最高賞の受賞は、タイ映画界にとって十年ぶりの快挙となります。

スダワン文化大臣は、この成果が官民双方の協力のたまものであり、タイ映画産業の国際的競争力を証明するものだと強調し、今後も、タイ映画が経済とソフトパワーを支える柱となるよう支援を続けると述べました。

物語は、粉塵汚染で妻ナットを失った若者マーチは、ナットの霊が掃除機に取り憑いて戻ってきたことに気づきます。一方、母親が経営する工場では、元従業員の霊が現れて騒ぎを起こし、閉鎖の危機に。ナットはマーチとの愛を守りながら、工場の幽霊問題を解決するため、「役に立つ幽霊」として奮闘する姿を描いた、なんとも奇想天外なストーリーです。

この独創的なストーリーと映像表現が高く評価され、国際映画祭での受賞に繋がりました。

 

Comment

Copyright 2022, The Government Public Relations Department
Web Traffic Statistics : 94,713,904