現在、日本・大阪で開催されている大阪・関西万博でのタイの展示が、国際社会から大きな関心と反響を集めています。
タイでは、国内産ハーブを活用した健康製品や、医療・ウェルネス分野でのリーダーシップが注目されていますが、伝統的な知恵と現代技術を融合させた高品質で革新的な製品は、世界市場での展開が期待されています。
タイ工業省産業振興局は、二〇二五年大阪・関西万博のタイパビリオン後方エリアにて、五月十五日から二十六日まで「未来志向のタイ製品の先駆者たち」をテーマに展示を実施し、天然素材や創造的技術を活用した製品を通じ、タイのソフトパワーと観光地としての魅力を世界に発信しました。
タイ工業省は、天然素材×現代技術の製品を健康市場に紹介することで、新たな経済機会を開拓するとともに、タイを医療・ウェルネス観光の先進地としてアピール。質の高い観光客向けに、地域文化とライフスタイルを体験できる「クリエイティブ・ツーリズム」も紹介しています。
この観光スタイルでは、観光客が地域住民と共に暮らし、文化を体験するという地域のアイデンティティを活かした体験の提供が、持続可能な観光の実現につながります。
展示では、生活の質の向上における日タイ協力についても紹介され、経済にとどまらず文化・社会分野でのパートナーシップ強化も目指しています。
大阪・関西万博は、タイにとって、自国のソフトパワーと製品の価値を世界にアピールする絶好の機会となります。