外国人投資家統計を公開 タイでどの企業に投資されているかについて

外国人投資家統計を公開 タイでどの企業に投資されているかについて

             

ここ2年間、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で世界経済、タイ経済は暗礁に乗り上げた状態で、多くの国が自国の経済危機から回復するための措置を絞り出しました。これには、国内投資家からの商品、消費、投資の輸出そして海外からの観光を推進するための措置を発表したタイも例外ではない。

             外国事業委員会の外国人投資部門の調査によると、前年(2022年)の10 か月間(1月~10 月)に1999年外国事業法に基づきタイで事業を行うために投資を許可された外国人は 480件で、投資額は 106,437 百万バーツでした。2021年の同時期 (1 月~10 月)から34件増加し、増加した投資家の割合は8% に相当し、投資額 44,469 百万バーツで去年より 72% 増加しました。これにより、さらに 4,635 人のタイ人が雇用されました。

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トップ5のタイに投資する外国人投資家は次のとおりです。

日本:投資案件は 12件(26%) で、投資額は 37,738 百万バーツ

シンガポール:投資案件は75(16%) で、投資額は 11,693万バーツ

アメリカ合衆国:投資案件は 64 件(13%) で、投資額は 3,327万バーツ

香港:投資案件は 35件 (7%) で、投資額は 8,375 百万バーツ

そして中華人民共和国:投資案件は 22件(5%) で、投資額は 20,841 百万バーツ


            認可されたビジネスのほとんどは、国のインフラ開発に沿った事業、政府の投資促進政策の事業、国のターゲット工業を支援する関連事業などです。例

●ウタパオ空港総合発電所プロジェクトの蓄電システムの設計・施工・設置・検査サービス

●タイ湾の探鉱鉱区のコンセッションエリア内での石油掘削サービス

●マプタプット工業港開発事業地域内のインフラ整備のための浚渫・埋立・土砂をキャッチするフィルターの工事関連サービス

●電気自動車用の電気自動車充電ステーション

●自動車部品の製造における総合的なコンサルティング、技術的専門知識システムの設計、開発、テストの支援等エンジニアリング及び技術関連サービス

●生物学的プロセスのためのスケールアップ バイオリファイナリーにおける研究、開発、およびエンジニアリング サービス

●ビッグ データ、データ分析、データ管理関連のソフトウェア開発および分析関連サービス

以上のデータから、Covid緩和後に過去2年間のタイ経済のダメージを回復するべく、経済支援として政府が政策した投資促進策の成果があると考えられる。


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