タイ国内で事業開始し海外に輸出する時の流れについて

タイ国内で事業開始し海外に輸出する時の流れについて

 多国籍企業によるタイ国内の投資は国内での収入及び労働者の雇用が増える他、間接的なメリットはノーハウ及び技術移転になるので、国の経済及び工業発展の一つのカギとなっている。

昨年(2022年)の9か月(1月-9月)の(BOI)

昨年の9か月間(2022年1月-9月)に外国人投資家がタイ人と株式を共有又は外国人が全株を持つ形でタイ投資委員会(BOI)による投資奨励の申込案件の分だけでも

1,247件中701件あり、合計投資金額が4390億8000万バーツの内3116億1000万バーツもあった。

投資目的で一番多いのは農産及び食品産業、次いで電化製品および電子機器、自動車及び関連部品産業、石油化学および化学品産業、観光業の順である。

これらはタイ国内だけに販売されていないため、タイに投資し海外に輸出する予定がある外国人投資家にとって輸出の流れのことも知っておくべきである。

商品の輸出の流れは下記の通り。

 

商品の輸出の流れは下記の通り。

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●輸出申告書の提出:関税庁が定めた規定及び基準に基づく輸出申告書(書式コーソーコー.101/1)を作成し、電子申請で提出する事が可能。

間違いがなければシステムが輸出申告書番号を通知し、関税を納税し(ある場合)、商品を税関に移動させ審査を受ける。

●関税の納税:税関に審査を受ける前に輸出者は関税を納税し(ある場合)、手数料を支払わなければならない。

支払い方法は関税庁での料金払込窓口、e-Paymentシステム、e-Bill Paymentシステムの3つがある。

●輸出管理リストのデータ送信:商品を乗物に積んだ後に、関税庁が定めた規定に基づく輸出管理リストに入力し電子申告しなければならない

間違いがなければシステムが輸出管理リスト番号を決定し、輸出担当官に提出しなければならない。

●輸出管理リストの確認及び輸出分を引き落とし:輸出担当官が輸出管理リストの確認し輸出分を引き落とす。

“開披検査(Red Line)” の命令がある場合移動させる前に商品を検査する。“検査免除(Green Line)” の命令がある場合該当商品はすぐに出国できる。

●輸入通関手続き(輸出先):担当官が申告した商品を検査し、問題がなければ該当商品をすぐに移動させることが可能。


輸出手続きに必要な書類は下記の通り。

1. 輸出申告書

2. 商業送り状 (Invoice)

3. 許可書及び証明書

4.その他申請書(ある場合)

5.輸出申告書の添付書 (第19条の2による関税還付を申請する商品の場合)

6. 用紙の角が青色タイプの輸出申告書 (輸出税の還付を申請する商品の場合)


備考 :コンテナーの写真/輸出の流れのインフォグラフィック


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