タイ証券取引所に法人又は個人で投資するタイ人及び外国人投資家がいるが、法律により多くのタイ証券取引所に上場する会社が法律に基づく外国人株式保有比率を規制する。
ところが、1997年にタイでは流動性不足のトラブルが発生し、外国人投資家が上場企業に投資したいのに“Foreign Limit”規制で投資できない問題を受けた。
2000年にタイ証券取引所は、投資の推進及び流動性を増やし、それに外国人投資家への投資の選択肢として法律に基づく外国人株式保有比率を規制なく上場企業に投資できる“Thai NVDR株式会社”を設立した。
Thai NVDR株式会社は投資者にNVDR(Non–Voting Depository Receipt)証券として無議決権預託証券を発行した。
これにより外国人投資家はタイの株式を購入したい時Thai NVDR株式会社を通してNVDR証券の形で該当株式購入することが可能。
また、投資者は株式の投資と同等の金銭的な利益(Financial Benefits)を得ることは可能だが、会社への議決権はない。(Non-Voting Rights)
備考:タイ証券取引所の写真