タイのハーブ産業にとって、明るいニュースです。「第二十二回全国ハーブ博覧会」および「タイ伝統医学・代替医学に関する年次学術会議」、通称「タイハーブ博覧会二〇二五」が、「タイの知恵、タイのソフトパワー、タイ経済の創造」をテーマに開催され、大きな成功を収めました。五日間にわたるイベントには、政府機関の幹部、伝統医学の専門家、民間企業や製造業者、全国から関心のある市民など、延べ二十八万七千人以上が来場しました。経済効果はおよそ一億九千八百万バーツに達し、五百社を超える企業とネットワークが参加するなど、過去最大級の盛り上がりとなりました。会場では、ハーブ製品の展示・販売のほか、六つのサブゾーンでの製品デモンストレーションや、二十を超えるテーマによる年次学術会議も開催されました。また、一般向けのトレーニングや知識マーケットも実施され、ハーブと伝統医学の魅力と実用性を多くの人に伝える内容となりました。タイ保健省タイ伝統・代替医療局のソムサック・クリチャイ副局長は、今回のイベントを「政府・民間・地域ネットワークの連携が生んだ成果。タイの伝統医療や民間療法、代替医療の価値が再認識されるとともに、ハーブ産業の品質基準を確立し、経済の持続的な成長に貢献する基盤が築かれた」と述べました。

タイの知恵と文化を未来につなぐ、大きな一歩となりました。