地震・津波発生時の対応について
タイは、頻繁に地震が発生する危険地域がありません。しかし、地震は予測できない自然災害であるため、準備を備える必要があります。そのため、タイ気象局の地震監視局は、地震が発生した場合の行動指針を以下のように提案しています。
建物の中にいる場合
- 机の下、または椅子の下、内側の壁に寄りかかり、静止すること。机がない場合、腕で顔と頭を覆います。落下物や倒れた物がある場所を避け、角の部屋に潜り込み、安全な場所にいること。ベッドにいる場合は、ベッドの上にとどまり、枕で頭を覆う。
- 建物の内壁に近い場合は出入り口を避難場所として使用。
- 揺れが止まるまで建物に留まる。止まったら、安全な場所へ移動。普段は落下物が大きな危険をもたらす。
- 電力が遮断されたり、火災警報が鳴ったりする可能性がある。
- 揺れが発生しているときのエレベーター使用は禁止。エレベーターにいる場合は、すべてのボタンを押し、すぐにエレベーターから出ること。
- 建物から一斉に飛び出さないこと。
- 揺れが止まった後火災が発生した場合は速やかに消火し、関係者が建物の損傷を確認した上で安全が確認できてから建物に戻ること。
- 大地震が発生した場合、余震が続くことがある。
建物の外にいる場合
- 建物、電柱、電線、木、看板などものが落下する危険のある場所や物から離れて安全な場所にいること。
車の中にいる場合
- 建物、木、高速道路、歩道橋、崖などものが落下する危険のある場所や物から離れた安全に停車できる場所に停車すること。
建物の中に閉じ込められている場合
- 火を付けないように気を付け、布で顔を覆い、救助隊を呼ぶためにパイプや壁を叩く。。ホイッスルの使用や叫ぶことは危険物を吸い込む可能性がある。お互いに助け合い、支援をすること。
地震の後
- 余震に備えること。一般的には余震での地震は弱くなるが、被害を更に引き起こす可能性もあるので、ラジオやテレビから追加情報を追跡すること。
- 気をつけたまま棚などを開け、落ちた化学物質や破損した電線に注意。
- 関係者からの指示がない限り、損傷した建物や崩壊した構造物の周りに近寄らないこと。
- 建物の中に閉じ込められている人の人数や位置を把握している場合は関係者に報告。
- 海辺、川に近い場合は、すぐに高い場所へ移動すること。特に過去に津波の危険があった場所。
注意事項
津波は1回だけでなく、何度も波が押し寄せることがあり、後から来る波の方が大きいことがあります。海水位が異常に、急速に上昇、または下降した場合は、津波を警戒してください。津波は大きな海洋地震の後に発生することが多いため、海岸にいる場合は危険です。
出典:タイ気象局地震監視局 4353 Sukhumvit Road, Bang Na Sub-district, Bang Na District, Bangkok 10260.
電話番号:+66 2399 0975
