「ホヤソイダオ」世界新種植物
ホヤソイダオは、2021年3月にチャンタブリー県のソイダオ森林保護区で国立公園・野生動物・植物保全局によって発見された、世界で唯一の新種植物です。この植物は海抜約1,400メートルの低山の原生林に生息しています。
ホヤソイダオ(Hoya soidaoensis Kidyoo)はAPOCYNACEAE科に属し、小型のつる性植物であり、白色の樹液を持ちます。単葉で対生し、楕円形で先がとがった葉を持ち、縁は滑らかでやや下向きに曲がる傾向があります。葉は皮膚に似た厚い質感を持っており、上面に微細な毛があります。
ホヤソイダオの花は、葉の上部に集まった花序から咲きます。花序はやや小さく、5〜12個の花があります。花は五角形の筒状で、先がとがった形状をしており、赤褐色を帯びた茶色の色合いを持っています。花弁は淡い緑色から赤みを帯びた茶色までの範囲で、深く5裂し、先が尖った形状をしています。
ホヤソイダオの果実は単果であり、細長い楕円形の形状をしていて、果皮は緑色で、赤褐色の斑点が広がっています。
冒険と自然探求が好きな旅行者は、絶対に一生に一度は自分の目で見るべき自然を見逃すことはできません。しかし、それを経験するためには、ソイダオ野生動物保護区のスタッフに連絡を取る必要があります。