「第十四回タイシルクフェスティバル：ワールドシルク」のグランドオープンが、今年も盛大に開催されます。

「第十四回タイシルクフェスティバル：ワールドシルク」のグランドオープンが、今年も盛大に開催されます。このイベントは、スティダー王妃の四十七回目のご生誕を記念して、タイシルクの魅力を世界に発信し、持続可能な地域経済の創出を目指して開かれるものです。スダワン文化大臣は、「このフェスティバルは、王室の文化芸術振興の意思を受け継ぐものであり、同時に、ソフトパワー政策の柱のひとつとして、地域コミュニティに新たな価値をもたらす重要な取り組みだ」と述べました。

タイシルクは、国の伝統や美を象徴するものでありながら、次世代のクリエイターたちの手によって、現代的なデザインと融合し、革新的な作品として生まれ変わっています。文化省では、地元織工の技能向上や新しいデザインの推進、若手デザイナーが国際的な舞台で活躍できる場の提供など、シルク産業全体の振興を多方面から支援しています。今回のイベント「タイ・シルク・トゥ・ザ・ワールド」は、世界88か国の大使館と連携し、タイの織工やデザイナーを世界市場へとつなげる文化外交の重要なプラットフォームとなりました。タイのソフトパワーの継続的な拡大を図る文化イベントです。特に注目が集まったのは、全国の学生たちがデザイン・製作した百九十七点以上のシルク衣装によるファッションショーと展示です。伝統を受け継ぎながらも、未来へとつなぐ新たな創造力を感じることができる壮大なものでした。タイシルクを通じて地域のアイデンティティへの理解と誇りを育むと同時に、地域経済の活性化を促していきます。