「タイ料理」が、世界でその存在感をますます高めています。そんな中、嬉しいニュースが届きました。タイの書籍『ナク・サン・チュムチョン』が、二〇二四年にポルトガルのリスボンで開催された「グルマン・アワード」で、「食の外交(カリナリーディプロマシー)」部門の世界一に選ばれました。

「タイ料理」が、世界でその存在感をますます高めています。そんな中、嬉しいニュースが届きました。タイの書籍『ナク・サン・チュムチョン』が、二〇二四年にポルトガルのリスボンで開催された「グルマン・アワード」で、「食の外交(カリナリーディプロマシー)」部門の世界一に選ばれました。授賞式に出席した首相府常任秘書官のユパ氏はスピーチの中で、「食はタイのソフトパワーの一つであり、文化や物語を伝える力を持っています」と述べました。特に、ナガ族の伝承や信仰を料理に結びつけることで、興味や関心を喚起し、経済的な価値につなげることができると強調しました。

『ナク・サン・チュムチョン』は、タイ社会に根付くナガ族の文化や暮らしを紹介しながら、地元の料理を通してその背景や土地のアイデンティティを伝える1冊です。食べ物には物語があり、文化や暮らし、風土を映し出す鏡のような存在です。

また、ナガは神話的な存在として二〇二二年にタイの国家的アイデンティティにも認定されました。こうした文化的な背景と結びついた料理は、単なる「食」を超えた価値を生み出し、今回の国際的な評価にもつながっています。この受賞は、タイが再び世界の舞台で文化と料理を通じた国際的な存在感を示した象徴的な出来事となりました。

 

 

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