二〇二五年初頭から、タイの観光状況は好調です。

二〇二五年初頭から、タイの観光状況は好調です。タイは依然として外国人観光客の人気の目的地で、多くの国からの訪問者が増加しています。年間を通じて観光振興を進めている政府では、現在、タイと中国の外交関係50周年を記念する大規模イベント「サワディー・ニーハオ」を開催中です。

このイベントは中国の起業家を呼び込み、ビジネス交渉を促進し、観光市場の活性化を図るものです。サシカーン政府副報道官は、観光庁がこのプロジェクトを通じて、中国からの観光客の継続的な訪問を促す狙いがあると述べました。

イベントは五月二十八日から六月一日まで開催されており、中国本土の約三十地域から二百人のインフルエンサーと、三百社の旅行代理店が来タイしました。また、タイ企業約五百社との商談も行われました。

現在、「アメージング・タイランド二〇二五」政策のもと、中国、マレーシア、韓国から訪れた観光客数は累計千三百万人を超え、経済効果は六千三百億バーツ以上にのぼっています。一月一日から五月十八日までのデータでは、韓国からの観光客は前月比十%増となり、国別順位も八位から四位に上昇しました。現在の外国人観光客数は四十六万人あまりで、上位五カ国はマレーシア、中国、インド、韓国、ラオスです。

サシカーン政府副報道官は、タイは世界中の観光客を迎える準備が整っていると強調し、観光を通じて経済成長や地域社会への利益還元、起業家の国際的な成長を目指す姿勢を示しました。