政府は、ピーエム二点五の問題解決のため、とうもろこしの管理をすすめています。政府は、深刻化するピーエム二点五問題への対応として、輸入トウモロコシの管理を強化する方針を示しました。ペートーンタン首相は、大気汚染の原因の一つ、とされる、農業焼却を抑制するため、輸入規制の見直しを各省庁に指示しました。これを受け、商務省は、輸入者の登録義務化、不燃証明書の提出、トレーサビリティの強化、規制違反時の登録停止といった四つの措置を導入すると発表しました。政府によりますと、ピーエム二点五の発生を抑えるためには、国境を越えた、粉塵の流入を防ぐことが不可欠であり、特に、輸入トウモロコシの栽培過程での、焼却処理を厳しく、チェックすることが重要だとしています。また、商務省は、今回の対策を今月に開かれる、動物飼料用トウモロコシ政策管理委員会で、正式に協議し、早期の施行を目指す方針です。政府は、飼料用トウモロコシが、畜産業にとって不可欠な原料であることを踏まえ、規制による経済への影響も慎重に検討するとしています。輸入禁止が行き過ぎれば、サプライチェーンや生活費、さらには輸出コストにも影響を及ぼす可能性があるため、環境対策と、経済のバランスを取りながら、効果的な解決策を模索する考えです。